【ユーロNCAP】新型 デルタ や Mクラス の結果は…

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【ユーロNCAP】新型 デルタ や Mクラス の結果は…
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ユーロNCAPコンソーシアムは8月27日、5車種の衝突テストの結果を公表した。テストを受けたのは、ダイハツ『クオーレ』(旧型『ミラ』の1リットルエンジン仕様)、ヒュンダイ『i30』、ランチア『デルタ』、ルノー『コレオス』、メルセデスベンツ『Mクラス』。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセットが64km/h、側面が50km/h、ポール衝突が29km/h、歩行者衝突が40km/hで実施される。日本やアメリカの基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で行う衝突テストだ。

成人乗員保護性能はダイハツ・クオーレを除く4モデルが最高評価の5つ星を獲得。クオーレは前面衝突時の乗員腰部への衝撃が平均レベルとなり4つ星にとどまった。旧型ミラがベースのモデルだけに基本設計の古さが災いしたようだ。

また、ユーロNCAPは乗員が受けるダメージの少なさをポイント化して評価しているが、新型デルタとMクラス、ヒュンダイi30は34スコアで並び、高い衝突安全性を証明した。

最高5つ星の子供保護性能はヒュンダイi30、ルノー・コレオスが4つ星、ダイハツ・クオーレ、ランチア・デルタ、メルセデスMクラスが3つ星。最高4つ星の歩行者保護性能はメルセデスMクラスが1つ星。バンパー位置の高いSUVには厳しい結果といえる。他の4台も2つ星にとどまった。

ユーロNCAPは「乗員保護性能ではテストを受ける車の97%が4 - 5つ星の高評価を得ているが、歩行者保護性能においては、67%の車が2つ星評価にとどまっている」とコメント。

歩行者保護を重視した新しいテスト方式と評価方法の概要を年内にまとめ、2008年2月ごろから、新方式のテストによる結果を発表していく方針だ。

《森脇稔》

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