【新聞ウォッチ】自動車商戦“秋の陣”、トヨタも値引きで“エコ替え”

モータースポーツ/エンタメ 出版物
【新聞ウォッチ】自動車商戦“秋の陣”、トヨタも値引きで“エコ替え”
【新聞ウォッチ】自動車商戦“秋の陣”、トヨタも値引きで“エコ替え” 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年9月8日付

●設立10年米グーグル曲がり角(読売・7面)

●「顔」を一新、燃費も向上、三菱自パジェロミニ(読売・9面)

●臨時国会冒頭解散へ、最速29日総選挙11月上旬軸(朝日・1面)

●都市対抗野球、4強出そろう(毎日・19面)

●ハミルトン違反走行か、F1ベルギーGP(産経・19面)

●解説:トヨタの値上げ 追随許さぬしたたかな戦略(東京・6面)

●車部品米で相次ぎ減産(日経・9面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が9月から乗用車では『プリウス』と『ハリアー』(ハイブリッド車)の2車種の値上げに踏み切ったが、きょうの東京が「トヨタの値上げ」について解説している。

それによると、トヨタが競合車種が事実上存在しないハイブリッド車に限定値上げしたことで「追随値上げをもくろんでいた他のメーカーは対応に苦慮」としながら「トヨタの値上げの決断からは、顧客視点に立ちながらも、他社を一気に引き離しにかかろうという思惑もうかがえた」と結んでいる。

顧客視点とは、先般、販売担当の豊田章男副社長が「何とか踏ん張ってほしいという、お客様や販売店の期待に応えられたと思っている」と総括したことを受けての論調とみられる。

ちなみに、この週末に配布された自動車販売店からの折り込み広告を見ると、プリンス東京は「一大総決算、セレナ(23.2.万円お得)」、東京日産も「ティーダ(25.0万円お得)」、関東三菱は「決算目玉車、ギャランフォルティス(31.2万円お得)」、ホンダカーズ東京中央も「おまたせ決算本番、ステップワゴンHDDナビパッケージ付(特別価格240.45万円)」など。さらに、トヨタ東京カローラも「お買い得大商談会」として「今なら3万円キャッシュバック」と事実上の値引きで“エコ替え”をアピールしている。

日本経済に閉塞感が広まるとともに車離れが一段と加速するなかで、乗用車の値上げは自殺行為と同じである。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. VW『ゴルフGTI』50年の歴史で最強、325馬力の「EDITION 50」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る