米郵政公社が2年で1000万ドル節減…輸送モデリング最適化

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米郵政公社が2年で1000万ドル節減…輸送モデリング最適化
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ビジネスルール管理・最適化・可視化、サプライチェーン・アプリケーションで企業を支援するアイログは9日、米郵政公社(USPS)が、戦略的な輸送管理推進活動を実施した結果、年間500万ドルを超える経費節減に成功したと発表した。

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アイログの最適化ソフトウェア『ILOG CPLEX』を利用してUSPSとIBMにより開発された「Highway Corridor Analytic Program」(HCAP)は、USPSの輸送経路とスケジューリングを検証してコストを最小化した。その結果モデル導入から2年間で1000万ドルを超える節約になったという。

USPSの輸送の計画と管理は困難だ。複数の輸送網を通じて年間2000億通以上の郵便を配達すると同時に、顧客に数多くのサービスを提供している。USPSでは、プライオリティ、ファーストクラス、スタンダードといったメールの種別や、封書、はがき、小包など形態も異なる種類の郵便物を扱う。

HCAPモデルでは車輌、人員、時間、プロセス、設備、積載量、セキュリティなどをリソースとして扱い、最善のリソース利用方法を計算する。

HCAPの利用を推進すれば、サービスレベルを犠牲にすることなくリソース利用を最小化することができる。加えて、経路、配達時刻、積載制限、郵便種別などの特定のパラメータ条件を満たすような、現行の輸送用資産を活かすプランを導き出すこともできるという。

《高木啓》

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