AIU保険やアメリカンホーム保険などを格下げ…S&P

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米国の格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、15日、米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の信用格付けを引き下げたことを受け、日本国内の保険子会社の格付けも見直されることになった。

同日、S&Pが公表した日本国内の格下げ対象は、アリコジャパン、AIU保険、アメリカンホーム保険、AIGエジソン生命保険の4社。それぞれ「AA+」から「A+」に格下げした。

米ニューヨーク州保険局は、規制下にあるAIGの保険子会社数社に対して、200億ドル相当の流動性資産をAIGに対して提供することを承認したと発表した。S&Pは、この資金提供でAIG傘下のAIGフィナンシャル・プロダクツ・コープ(AIG-FP)が必要とする流動性ニーズは満たすことができると考えている。

ただ、その一方で、保険子会社の資本が一時的に低減し、AIGはさらなる投資損失を補填するために、事業部門の売却を余儀なくされるだろうと予測し、保険子会社の格下げに踏み切った。同社は、AIGのアメリカ住宅ローン関連損失がさらに拡大した場合には、再び格下げもあり得るとしている。

日本のAIG広報部は「どの子会社がどれだけ負担するかも含めて保険子会社の資金提供について、我々は聞かされていない」と話す。日本国内では自動車損害保険は、AIU保険保険とアメリカンホーム保険が取り扱っている。

《中島みなみ》

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