富士通テンが10月上旬に発売を予定している『AVN118M』は、同社が“イクリプス”というブランド名でラインナップしている2DIN-AVN形状のナビとしては最も価格の安いモデル。予想される実売価格は8万円台。取り付け工賃込みでも10万円以下となるようだ
最大の特長は「シンプル」ということ。これまでカーナビの購入を想定していなかった層や、機械の操作が苦手な女性や高齢者層を取り込むことに主眼を置いており、従来モデルよりも簡単かつ、わかりやすい操作性を追求している。
本体下部のハードキーは3つ(モニター部オープン、現在地、音量)しかなく、目的地設定などは画面に表示されるキーをタッチすることで行う。基本となるのは名称検索と住所検索だが、前者の場合、画面に表示されるキーは「あかさたな…」の頭文字だけ。
従来のナビだと50音すべてを表示していたが、AVN118Mでは携帯電話のように頭文字のキー複数回タッチして入力していく。携帯電話を使い慣れた世代はもちろんだが、画面に表示されるキーの個数が減った=画面に表示されるキーも必然的に大きくなるわけで、高齢者でも使いやすくなっている。