日本通運、RFIDによる追跡システムを導入

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日本通運は、国際航空貨物輸送分野でのトレーシングサービスを強化するため、業界に先駆けてUHF帯のRFIDによる「貨物追跡システム」を導入し、9月30日から運用を開始すると発表した。

グローバリゼーションの進展、新興国の市場の拡大に伴い、生産拠点や物流拠点を海外に移転、新設する企業が増えている。グローバル企業では、市場の需要変動に迅速、的確に対応するため、業務効率の向上、物流の最適化といった高度なSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)の構築が必要で、特に輸送情報のリアルタイムでの「見える化」が必須となっている。

日通の国際航空貨物部門では、こうした顧客ニーズに応えるため、NICEやREWARDSなどの日通独自の情報システムで、精度の高い輸送情報、倉庫情報を提供してきた。今回、「見える化」を一層進め、より高度な輸送情報を提供するため、UHF帯のRFIDを貨物に貼付し、トレースするシステムの導入を検討してきた。

導入に当たって成田空港外の日通の施設、上海浦東空港外の日通の施設で、実運用に向けた読み取り実証実験を行った。この結果、実用化の目処がたちRFIDシステム導入に豊富な実績と高い技術力を持つ日立製作所をソリューションパートナーとし、UHF帯のRFIDを使用した貨物追跡システムを本格的に導入する。

システムでは、ISOが定める国際標準規格に準拠した日立のUHF帯のRFID「μ−Chip Hibiki」を採用し、UHF帯のRFIDを業界で初めて国際航空貨物分野に実際に取り入れる。

《レスポンス編集部》

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