トヨタ、中国の技能工養成センターに協力を継続

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車は、中国汽車工業トヨタ金杯技能工養成センターへの協力を継続することを決定し、中国遼寧省瀋陽市で基本契約の調印式を行ったと発表した。

今回の協力計画は、トヨタが技能工養成センターに、今後3年に渡って総額約4700万円に相当する協力資金を提供する。

技能工養成センターは、この資金をもとに優秀教員や生徒の来日研修、新たな教育研修用設備導入の支援、奨学金の枠拡大などを行い、技能教育の充実、強化を図る。

調印式には、瀋陽市祁鳴副市長、在瀋陽日本国総領事館松本盛雄総領事などの来賓と技能工養成センターの幹部、教員、生徒など約120人が出席した。

挨拶に立ったトヨタの牛山雄造常務役員は「トヨタは常々モノづくりは人づくりと考えており、モノづくりを通じて人材育成に尽力していきたい」と語った。

技能工養成センターは、1990年9月に、中国国産車製造を担い、高い専門技術を持つ人材の育成を目的に、中国汽車工業総公司(現・中国汽車工業協会)のアドバイスを受けて、金杯汽車股有限公司とトヨタが協力して設立した。

開校以来、2008年までに既に1万1000人以上の生徒が卒業し、中国自動車産業界で活躍している。

トヨタは、中国で「人材育成」、「環境保護」、「交通安全」の3つの分野を中心に社会貢献活動を幅広く行なってきた。人材育成分野では、技能工養成センターのほか、トヨタ助学基金、清華大学公共管理学院との研究センター設立などを実施している。トヨタは「良き企業市民」を目指し、中国の社会発展に積極的に貢献していきたいとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  4. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  5. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る