ロームは、中国の清華大学と「清華ローム電子工程館」を建設、相互の学術交流の協力関係を強化することで合意した。
清華大学とロームは、2006年4月に合意した「包括的産学連携契約」に基づいてオプティカルデバイスをはじめとした電子デバイスの最先端技術開発に関する積極的な産学連携を行なってきた。今回の清華ローム電子工程館の建設は、こうした産学連携をさらに強化していくための中核的な拠点となるもの。清華大学設立100周年記念事業の一環として、約20億円を投じて来春着工し、2011年4月に開催される清華大学創立100周年記念式典に合わせて完成する予定。
清華ローム電子工程館は、清華大学キャンパスに建設する予定で、国際的な産学連携を推進するための国際交流センター、半導体デバイス開発のためのクリーンルームスペース、先端のLSIを研究・学習するためのスペース、清華大学とロームの共同研究のための共同スペース、300席を有する学術発表用のホールなど、充実した研究開発拠点を目指す。
