ポルシェ・オートモービルホールディングSEは、法令を遵守してフォルクスワーゲンAGの財務状況を調査していると発表した。
ポルシェは9月16日付けでVWに対する出資比率を引き上げた。議決権付き株式の35.14%を取得したことから、ポルシェの財務諸表にはVWの財務状況を表す数字が完全に組み込まれる。このため、VWの資産を再評価する必要があり、ポルシェは現在、再評価のためのデータをVWから受け取った段階にあるとしている。こうした手続きは国際会計基準に準拠したもので、監査会社による監査も受けているとしている。
ポルシェでは「ポルシェがフォルクスワーゲンの内部資料に不法にアクセスしようとしているかのような印象を与える一部報道が見受けられる」として「こうした憶測の全てを否定します」としている。
その上で、ポルシェ オートモービルホールディングSEの連結財務諸表を作成する将来的な目標が信頼に基づく持続的な提携関係を構築していくことにあると改めて強調している。