パイオニアは、カロッツェリアのカースピーカーシリーズに、車室内における理想の空間描写と高忠実度再生を実現するためのコンセプト“Open&Smooth”を導入した、新世代のカスタムフィットスピーカーなど20機種を10月中旬から順次発売すると発表した。
ハイグレードカスタムフィットスピーカーの「TS-V171A」は「原音をありのままに再生する」というスピーカー創りの原点に基づき、「トランジェント(過渡特性)」「ワイドレンジ」「無共振化」を追求した最高級カースピーカーシリーズの思想・技術を継承するとともに、従来のカスタムフィットスピーカーの問題点を克服、車室内における理想の空間描写と高忠実度再生を実現するためのコンセプト「Open&Smooth」を導入した。
また、この技術・思想を継承するとともに幅広い車種への取付けを実現する「Cシリーズ」4機種も設定した。
同時に、楽曲のディテールを明確に再現し、リアルで臨場感豊かな音楽再生を実現することで音全体の質感を向上する業界初Ture型リボン採用のチューンアップスーパートゥイーター「TS-ST910」や高音域のグレードアップが手軽に行えるチューンアップトゥイーター「TS-T710」も市場投入する。
最近、スピーカーの音質向上を目的とした音響パーツやデッドニングキットなどのチューニングパーツ市場が活性化している。
同社は、長年にわたる経験と科学的な検証をベースに、純正状態を可能な限り維持したまま、音質劣化の原因を徹底的に取り除き「だれでも簡単・確実に高音質化できる」ことを目指した音響パーツの開発に着手、「サウンドエンジニア」として導入する。
今回、クルマのドア構造により音質に悪影響を及ぼす要因を同社独自のノウハウ・発想により改善・克服することでスピーカー本来の能力を存分に引き出し、確実に音質向上を実現できる、高性能インナーバッフルと厳選した音響パーツのパッケージ13機種を発売する。