豊田通商、エジプトで海洋ガス田掘削請負事業を開始

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豊田通商は、エジプトで海洋ガス田掘削請負事業を開始すると発表した。

海洋ガス田掘削請負事業は、エジプトガス公社エジプティアン・ナチュラル・ガス・ホールディング(EGAS)、南部エジプト石油開発公社Ganoub El-Wadiペトロリアム・ホールディングス(GANOPE)と共同で設立したエジプティアン・オフショア・ドリリングを通じておこなわれる。

事業を開始するにあたり、日本、エジプトの複数行による融資銀行団との間で総額約5億米ドルの融資契約を締結した。

今回の事業は、2008年5月に豊田通商とエジプト石油省傘下で同国の天然ガス探鉱・開発を担うEGAS、GANOPEの3社でエジプトに設立した合弁会社が、ガス田掘削装置(リグ)2基を新造調達・保有し、エジプト領海内の海洋ガス田探鉱・開発の掘削請負する投資事業。

EGASは合弁会社との間で締結する傭船契約に基づいてリグを操業・保全しガス田掘削を行う。豊田通商は合弁事業全体の管理、リグの操業・保全に必要となる資機材・消耗品を供給する。GANOPEは、EGASの活動全般をサポートする。

リグ2基は、2010年末及び2011年初の完工予定でシンガポールで建造し、完工後は順次、エジプト領海内の海洋ガス探鉱・開発鉱区でガス田掘削に従事する。

エジプトは、埋蔵豊富な天然ガスを、発電燃料を中心とした国内需要に供給する一方、液化天然ガスとして輸出している。伸張する国内需要への対応や輸出促進のため、天然ガス増産が急務となっており、リグの新規導入のニーズが高い。

豊田通商は、上流から下流までの天然ガス事業チェーンの構築を目指しており、天然ガス埋蔵豊富なエジプトは、チェーン上流の最重要国の一つと位置付けている。今回の事業を足掛かりに、今後、更にエジプト・ガス上流分野事業への関与を深め、事業チェーン構築を図っていく方針。

《レスポンス編集部》

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