【全日本F3】08年シーズン総括…TEAM TOM'S全部門制覇

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【全日本F3】08年シーズン総括…TEAM TOM'S全部門制覇
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全日本F3選手権の08年シーズンが、20・21日に宮城県スポーツランドSUGOで開催された第17・18戦をもって終了した。

全日本F3の08年シーズンは、2クラス制を採用。Aクラスのチャンピオンシップクラスは、PETRONAS TEAM TOM'Sのカルロ・ヴァン・ダム(22歳)が王座を獲得した。関谷正徳監督が、1年目からチャンピオンナンバー1を与えたオランダ人で、07年ドイツF3王者でもある。ヴァン・ダムは、8月30日に行われた第15戦をポールtoウィンで勝利し、王座を奪取。9台が参戦する中、最終的に322点まで得点を伸ばし、ほぼひとり勝ちのシーズンとなった。

2位は、同じくPETRONAS TEAM TOM'Sの36号車の国本京佑(くにもと・けいすけ:20歳)。3位も同チーム37号車の井口卓人(いぐち・たくと:20歳)。最終的に国本が219点、井口は216点と、最終戦までもつれ込む接戦となった形だ。名門Honda TODA RACINGから出走した中嶋一貴の実弟の大祐(2号車)は、F3初挑戦ということもあってか、54点を獲得したものの最下位に終わっている。

チーム選手権は、そのチームの最上位の選手にのみ得点が与えられる形で、6チームある中で、PETRONAS TEAM TOM'Sが2位のHonda Team Realの倍以上となる345点で王座を獲得した。エンジンチューナー選手権は、4チューナーが参戦。こちらもポイントシステムはチーム選手権と同じで、同じく345点の株式会社トムス(PETRONAS TEAM TOM'Sの運営母体でもある)が覇者となっている。

今年から新設されたBクラスのナショナルクラスは全7名で争われ、TOM'S SPIRITの38号車の山内英輝が初代王座の栄冠に輝いた。得点計算はクラスごとに別となっており、山内は最終的に121点を獲得している。

このあとF3は、世界中のF3ボーイズが世界一の座をかけて激突するマカオGPが待つ。11月15・16日にマカオのギア・サーキットで開催される予定だ。

《デイビー日高》

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