【パリモーターショー08】世界最速オープン…SLRマクラーレン

自動車 ニューモデル モーターショー
【パリモーターショー08】世界最速オープン…SLRマクラーレン
【パリモーターショー08】世界最速オープン…SLRマクラーレン 全 7 枚 拡大写真

ダイムラーAGは9月29日、10月2日に開幕するパリモーターショーでメルセデスベンツ『SLRマクラーレンロードスター』の性能をさらに引き上げた限定車、「722S」を発表することを明らかにした。0-100km/h加速3.7秒、最高速度335km/hという世界最速のオープンスポーツだ。
 
722Sはクーペモデルが2006年のパリモーターショーで発表。ロードスターでの設定は今回が初となる。車名は1955年のミッレミリアで優勝した伝説のスポーツカー、『300SLR』のゼッケンナンバーが722だったことに由来している。
 
SLRマクラーレンロードスター722Sは専用チューンのAMG製5.5リットルV8スーパーチャージャーを搭載。最大出力は650ps、最大トルクは83.6kgmを発生する。ベース車に対して24ps、4.1kgm強力なエンジンだ。この結果、0-100km/h加速は0.1秒短縮して3.7秒、最高速度は3km/hアップの335km/h。ダイムラーは「世界最速の量産オープンスポーツ」と説明している。
 
722Sには、F1参戦から得られたノウハウを投入。フロントスポイラーやリアのディフューザーはカーボンファイバー製で、ブレーキにはカーボンとセラミックを使用する。ベース車よりも10mm車高ダウンした足回りは、さらに固められ、専用の19インチアルミホイールを装着。5速ATはパドルシフト付きで、2つのシフトプログラムが選択できる。
 
ソフトトップの開閉はベース車と同様にセミオート式。頭上のロックを解除して、電動スイッチを押すだけ。約10秒でトップの開閉は完了する。
 
722Sは世界限定150台を販売。F1マシンと同じ英国のマクラーレン工場でハンドメイド生産され、欧州では2009年1月から販売される。価格は公表されていないが、クーペの722Sが6300万円だったことを考えると、1000万円高の7300万円程度と予想されている。

【画像全7枚】

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
  4. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  5. 「最もインテリジェント」メルセデスベンツ『CLA』新型を日本初公開…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る