スズキは、欧州、北米市場をはじめとした海外向け二輪車の2009年モデルについて、欧州ではパリで、北米ではアメリカのラスベガスで発表した。
2009年モデルの『GSX-R1000』は、名実共に「ザ・トップ・パフォーマー」の座にあるGSX-R1000のプロダクト・コンセプトを受け継ぎ、エンジン構成やフレームレイアウトの根本的な見直しによる車輌全体のコンパクト化と徹底的に軽量化した。
2008年モデルに比べてショートストローク化された完全新設計のエンジンを搭載し、高回転域での性能をアップしながらも、最新の設計技術により中低速回転域でも現行以上の性能を発揮する。エンジンの前後長をこれまでより6cmも短くできたため、大幅なフレームレイアウトの変更が可能となり、ホイールベースやスイングアームの寸法を見直して新たな次元の駆動性能とハンドリングを獲得した。
650ccVツインエンジンの新型ネイキッドモデル『グラディウス』は、ファッショナブルで親しみやすく、優しさとスポーティーさが融合した新鮮なスタイリングを目指したネイキッドモデル。扱いやすい『SV650』のエンジンをベースに、中低回転域でのトルクを向上、スズキのVツインエンジンらしい走りが楽しめ、初心者・女性を含む幅広いライダーに新しいスタイリッシュなライフスタイルを提案する。
『イントルーダーM1500』は、スズキのパワー・クルーザー・カテゴリーのフラッグシップモデルとして人気を得ている『M1800R』の先進的なスタイリングイメージを踏襲し、新設計の1500ccエンジンを搭載した。クラス最高の出力性能を持ちながらも、最新の設計による高い環境性も持ち合わせた静かなエンジンを搭載した。
『イントルーダーC800』は欧米の二輪車排ガス規制に対応、マフラーとエアクリーナー形状のデザインを変更するとともにフロント・リアフェンダーのデザイン変更、LEDテールライトの採用、インパネにギアポジション表示を追加するなど商品性の向上を図った。
『イントルーダーM800』は欧米の二輪車排ガス規制に対応、マフラーとエアクリーナー形状のデザインを変更した。
このほか、スズキとして初めて、ユーザーの快適性の向上や疲労軽減などを目的としたパワーステアリングを搭載したユーティリティーATV『キングクアッド』2モデルを投入する。