クボタは、耕地面積拡大を進める大規模農家層のニーズに応え、国産最大となる135馬力モデルを含むトラクタのフラッグシップ機『Grandom α(アルファ)シリーズ』を発売する。
Grandom αシリーズは、新開発の自社最大6.1リットルの大排気量エンジンを搭載し、国産最大となる135馬力のモデルを設定したほか、エンジンや操作系などの電子制御機構をネットワーク化して最適制御することで、より俊敏で高精度の作業を実現するなど、大規模農家層のニーズに応える大型トラクタとして開発した。
すべての機種にフル電子制御コモンレールエンジンを採用し、国内特殊自動車排ガス2次規制に対応したクリーンな排気と、高出力・高トルクを両立した。エンジン、トランスミッション、作業機など各部のセンサーが感知する車速や作業負荷の情報を、各機構を制御するコントロールユニット間でリアルタイムに相互交換し、独自のプログラムで全体を最適に制御することにより、俊敏で精度の高い作業を実現する。
また、国産トラクタ初のフロントサスペンションをオプション設定した。
パワクロ仕様では、新開発の水田対応型クローラの採用などにより、100馬力を超える大型トラクタによる水田での作業性を高めた。
価格は「M135A」が1044万7500 - 1168万6500円。