「2008年国際航空宇宙展」が1日、横浜・みなとみらいのパシフィコ横浜で開幕した。1966年の第1回東京航空宇宙ショー以来12回目となる今回は、世界22の国・地域から528社が出展した。
開幕初日には航空自衛隊ブルーインパルスの記念飛行が予定されていたが、あいにくの天気のため中止になり、来場者をガッカリさせたが、会場内は4年ぶりの開催とあって熱気で包まれていた。
エンジンなどの航空機部品はもちろんのこと、実機や模型が至る所に展示され、見ていて飽きない。なかには軍用ヘリコプターの内部を公開するブースもあり、来場者が次々と中へ入っていく場面も見られた。
そのほか、特別展示コーナーでは実大RCS試験模型やCAMUI(カムイ)型ハイブリッドロケットの実機も展示されていた。また、会場には大型のディスプレイが設置されていて、国産航空機開発の状況をはじめ、「かぐや」など宇宙プロジェクトの運用状況が映像で紹介された。一方、屋外では航空自衛隊による水難救助のデモンストレーションも行われた。
同展は5日まで開催され、主催は日本航空宇宙工業会。4日、5日はパブリック・デーで「宇宙の暮らしトークショー」や「宇宙ファッションショー」などのイベントが企画され、屋外では航空自衛隊をはじめ、陸上自衛隊、海上自衛隊などのヘリコプターによるさまざまなデモンストレーションが予定されている。