【パリモーターショー08】ランボルギーニ初の4ドアスポーツカー 誕生

自動車 ニューモデル モーターショー
【パリモーターショー08】ランボルギーニ初の4ドアスポーツカー 誕生
【パリモーターショー08】ランボルギーニ初の4ドアスポーツカー 誕生 全 13 枚 拡大写真

ランボルギーニは10月2日、パリモーターショーで『エストーケコンセプト』を初公開した。ランボルギーニ初の4ドア、4シーターのスポーツサルーンで、最大出力560psの5.2リットルV10を搭載。4年以内に発売されるという。

エストーケとはスペイン語で「闘牛剣」の意味。その名にふさわしく、4ドアで全長は5150mmもありながら、ワイド&ローのシャープなスタイリングを構築している。

目を引くのは世界限定20台のスーパーカー、『レヴェントン』を思わせるフロントバンパー。大型のエアインテークがアグレッシブな表情を演出している。LED式ヘッドランプは『ガヤルド』や『ムルシエラゴ』とは異なり、横長の薄型デザイン。圧巻はリアフェンダーのボリュームで、4ドアとは思えないマッシブな雰囲気を醸し出している。テールランプもヘッドランプと同様に薄型でまとめられた。

ボディサイズは全長5150×全幅1990×全高1350mm。メルセデスベンツ『Sクラス』よりも、全長は75mm長く、全幅は120mmワイド、全高は135mm低い。ホイールベースは居住性を確保するため、3010mmと長めに取られている。

フロントミッドシップに置かれるエンジンは「ガヤルドLP560-4」の5.2リットルV10。最大出力560psは4輪を介して路面に伝えられる。将来はV8ガソリンハイブリッドやV12ターボディーゼルの搭載も計画されている。また、アルミスペースフレームのシャシーは次期アウディ『A8』用と基本を共有しているようだ。

ナッパレザーを使ったインテリアは、スポーティ&ゴージャスな空間。後席は独立2座。全高は1350mmと低いが、ロングホイールベースのおかげで優れた居住性を実現しているという。トランクにはゴルフバッグ3セットが積載できる高い実用性も兼ね備える。

エストックコンセプトは4年以内に市場に投入予定。年間3000台程度が生産される見込み。ポルシェ『パナメーラ』、アストンマーチン『ラピード』など、開発中の4ドアスポーツカーと真っ向からぶつかるモデルになりそうだ。

編集部注:車名のEstoqueの日本語表記を「エストーク」などとしたのは、とりあえず英語読みにしたもの。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  3. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  4. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  5. 大胆なブラックバンパーに大反響!ダイハツ『ロッキー』のコンセプトカーを10台限定で市販化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る