三菱マテリアル、カナダの銅鉱山を再開発

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三菱マテリアル、カナダの銅鉱山を再開発
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三菱マテリアルは、カナダのCopper Mountain Mining社(CMM)と、シミルコ銅鉱山を共同で再開発することを前提に協議を進めることで基本合意した。

シミルコ銅鉱山は1923年に操業を開始し、1996年に低銅価を理由に休山した。

今回の再開発プロジェクトは、既存のインフラが利用可能なため、新規投資額が大幅に抑えられ、開発期間の短縮が図れる。また、三菱マテリアルは、休山前に産出された銅精鉱のほぼ全量をメインソースのひとつとして購入・処理していた実績を持つ。

三菱マテリアルは銅製錬原料の安定確保を目的に、優良な銅鉱山開発案件への参画に積極的に取り組んできた。今回の再開発プロジェクトについてCMM社が実施した経済性評価(FS)に基づいて協議を続けてきた結果、基本合意に達した。

三菱マテリアルは、シミルコ銅鉱山の権益を持つCMMの子会社シミルコ社が実施する第三者割当増資を2875万カナダドル(約29億円)で引き受けることで、シミルコ社の株式25%を保有するほか、シミルコ銅鉱山再開発資金の一部として2億5000万カナダドル分(約253億円)の融資手配などを行う。

また、シミルコ銅鉱山の操業再開後に産出される年間約15万tの銅精鉱には、三菱マテリアルが全量引き取る権利を確保する。

今後、今回の合意に基づき、株主間協定書などの締結に向けて協議を継続する。

《レスポンス編集部》

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