STマイクロ、車載用3軸MEMS加速度センサを発表

自動車 ビジネス 企業動向
STマイクロ、車載用3軸MEMS加速度センサを発表
STマイクロ、車載用3軸MEMS加速度センサを発表 全 1 枚 拡大写真

STマイクロエレクトロニクスは、初の車載アプリケーション用3軸MEMS加速度センサ「AIS326DQ」を発表した。

新製品は、AEC-Q100の認定を取得した。同社は実績のある200ミリウェハMEMS製造設備をフル活用することで、最先端のMEMSテクノロジーを車載市場に向けて競争力ある価格で提供する。

AIS326DQは、車載アプリケーションで、傾斜検知の警報システム、ナビゲーション、シート制御、アンテナ・ポジショニングなど、主にセーフティ・アプリケーション以外をサポートする。また、その高度な柔軟性と堅牢性は、重作業機器の振動モニタリングや輸送コンテナの管理、セキュリティなどの産業アプリケーションにも活用できる。

性能上の主な優位点は、ユーザが選択可能な加速度検出範囲、デジタル出力、広範な温度範囲、高い耐衝撃性など。

AIS326DQは、1.8Vまで対応したI/O電源、マイクロコントローラとの直接接続をサポートするSPI/I2Cシリアル・デジタル出力、内蔵ローパス/ハイパスフィルタなどの機能があり、センサを用いた回路設計を容易にする。また、分解能12ビットのADコンバータを内蔵、最小0.1度のわずかな傾きの変化を検出することができる。

このほか、システムの同期を容易にするデータ・レディ信号や、ユーザ設定が可能なウェイクアップ/方向検出/自由落下の各割込みモードなどもある。

現在、サンプル出荷中で、量産開始は2008年第4四半期の予定。単価は10万個購入時、約3.75ドル

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
  4. 自動車業界の“夢と現実” 日産、今期2750億円営業赤字見通し、トヨタは42車種128万台リコール[新聞ウォッチ]
  5. Honda車ユーザー必見!今乗っている愛車に“新車級の艶”を甦らせる純正ボディーコーティング『フレッシュキーパー』の真価PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る