新日鉄と神戸製鋼、製鉄ダストリサイクルの合弁会社設立

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新日本製鐵と神戸製鋼所は、連携を強化する一環として、昨年10月末に両社間で検討着手に合意し、内容を検討してきた製鉄ダスト系副産物のリサイクル、還元鉄の生産・利用に関する共同事業化で合意した。両社は契約を締結し、共同出資会社を設立する。

新日鉄と神戸製鋼は、両社のダスト及び粉鉱石類を原料とし、還元鉄を製造することで、原料中の鉄分の資源化・有効活用と亜鉛の回収を図ることを目的に、兵庫県姫路市の新日鉄・広畑製鉄所構内に共同出資会社を設立する。

新会社は日鉄神鋼メタルリファインで、新日鉄が70%、神戸製鋼が30%出資する。総投資額は約200億円で、設備着工から2年後の稼動を目指す。

会社設立後、共同出資会社として製鉄ダストに関する再生利用認定の取得について環境省に申請、認定を取得することを前提に、回転炉床式還元炉(RHF)を使用した神戸製鋼FATMETプロセスによる還元プラントを新設する。

共同出資会社は受入れた製鉄ダストをリサイクルし、還元鉄を製造、新日鉄、神戸製鋼それぞれに供給するとともに、一部を新日鉄のグループ会社である、山陽特殊製鋼にも供給する。

新設設備の原料処理能力は年間約40万トンで、国内最大級の生産処理能力を持つ。これにより、スケールメリットによる還元鉄のコスト競争力の強化を追求するとともに、環境対策についても対応する。

《レスポンス編集部》

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