カーチスは、リーマン・ブラザーズ証券(LB)に対する訴訟が中断されることになったと発表した。
カーチスは、親会社だったソリッドアコースティックスとLB社の間で2007年3月に成立した120億円の金銭預託契約を詐害行為として取り消しと120億円の返還請求権または損害賠償請求権120億円のうち、30億円の遅延損害金の支払いを求めて提訴していた。
しかし、LB社の民事再生手続の開始が決定となり、再生債務者であるLB社に関する訴訟手続きは中断することになった。
訴訟の中断により、「LB社に対する訴訟」でLB社に対する債権の存否の判断および現実の回収は今後、民事再生手続上で行っていく。これは、資金の回収が不可能になったことを意味するものではなく、カーチスは継続して回収に向け鋭意努力するとしている。