【シトロエン C5 試乗】3.0−2.0=80万以上…吉田匠

試乗記 国産車
【シトロエン C5 試乗】3.0−2.0=80万以上…吉田匠
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先代シトロエン『C5』は『エグザンティア』の後継モデルだったが、妙にクセのあるスタイリングが一般ウケを難しくして、クルマは悪くないのだが、日本での販売は苦戦していた。

それに比べると新型のボディは、セダンも「ツアラー」と呼ばれるステーションワゴンも、ぐっとスタイリッシュなのが大いに好ましい。それに加えて、インテリアのデザインと仕上げが確実に先代を上回っているのも◎である。

走ってみると、シトロエン独特のハイドラクティブIIIサスペンションが、雲に乗ったような乗り心地と絶妙のコーナリングをもたらす。

新型C5には、2.0リットル 直4+4ATの「2.0」と、3.0リットルV6+6ATの「3.0」の2モデルがあるが、なかでも僕がオススメしたいのは後者の3.0の方だ。

3.0はセダンが479万円、ツアラーが499万円で、2.0より80万円高いが、その価格差以上の価値があると思うからだ。エンジン、AT、その他に加えて、3.0はシートも本革になる。セダンかツアラーかは、お好みで、どうぞ!

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

吉田匠│モータージャーナリスト
1971年、青山学院大学卒業と同時に自動車専門誌『CAR GRAPHIC』の編集記者としてニ玄社に入社。1985年、同社を円満退社、フリーランスのモータージャーナリストとして独立。1989年以来、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。『僕の恋人がカニ目になってから』(ニ玄社)、『男は黙ってスポーツカー』『ポルシェ911全仕事』『男は笑ってスポーツセダン』(双葉社)など、著書多数。

《吉田匠》

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