【パリモーターショー08】シトロエン C4 …WRCもエコの時代へ

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
【パリモーターショー08】シトロエン C4 …WRCもエコの時代へ
【パリモーターショー08】シトロエン C4 …WRCもエコの時代へ 全 5 枚 拡大写真

シトロエンは10月2日、パリモーターショーに『C4WRCハイモーション4』を参考出品した。WRC(世界ラリー選手権)に参戦中のC4をベースに、環境に優しいハイブリッドシステムを搭載したラリーカーだ。

【画像全5枚】

PSAプジョーシトロエンは今回のパリモーターショーで新しいハイブリッドシステム、「ハイモーション4 AWD」を発表。プジョーは『RCハイモーション4』と『プロローグ』、シトロエンは『ヒプノス』の各コンセプトカーに採用した。C4WRCハイモーション4も同様のシステムを搭載する。

エンジンは最大出力320psの2リットル直4ターボ。これに最大出力167psの電気モーターを組み合わせる。システム全体では最大出力487ps。エンジンは前輪、モーターは後輪を駆動する4WDだ。モーターの駆動には、リチウムイオンバッテリーを使う。

このハイブリッドは4つの走行モードを備える。エンジンのみ、エンジンと回生ブレーキ、モーターのみ、エンジンとモーターが最大限の力を発揮するブーストモードの4種類だ。ブーストモードは最大トルクが30.6kgmもアップする本戦モード。また、モーターのみのモードでは最大航続距離40kmを走行可能。パドックやラリーステージ間の移動時の使用を想定している。

シトロエンは2007年シーズンからWRCにワークス体制で復帰。セバスチャンローブ選手は、シトロエンで4年連続WRCドライバーズチャンピオンを獲得している。

今回のC4WRCハイモーション4の開発にも、セバスチャンローブ選手が参画。シトロエンは「現行C4のWRCマシンと比較して、最大30%燃費を改善」と説明している。将来的にはWRCなどのモータースポーツにも、環境対応が求められるのは必至。C4WRCハイモーション4は、その意味で意義のある参考出品車といえる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 365万円で買えるMINI登場!「土偶みたいな顔しとる」「現実的な価格」などSNSでは反響さまざま
  2. BMWが24車種4万台をリコール…濡れると火災のおそれ
  3. 「トランプさん、これ買います」最新の4ドアマッスルカー『チャージャー』発表に「めっちゃかっこいい」と高評価の声
  4. ヤマハのEVスクーター『JOG E』が約16万円で登場!「手に入りやすい」「50ccより安い!」など注目集まる
  5. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る