【トヨタF1】日本GP直前会見…好調アピール、ルノーは射程内

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
【トヨタF1】日本GP直前会見…好調アピール、ルノーは射程内
【トヨタF1】日本GP直前会見…好調アピール、ルノーは射程内 全 3 枚 拡大写真

週末にF1日本グランプリ(富士スピードウェイ)を控えた10月7日、トヨタが東京・台場地区のMEGA WEBで直前記者会見を開催。チーム首脳とドライバーが、地元レースへの意気込みを語った。

トヨタ自動車の専務取締役であり、トヨタF1のチ—ム母体ともいえるTMG(Toyota Motorsport GmbH)の会長も務める山科忠氏は、「4位と6位にダブル入賞した第7戦カナダGPあたりを転換点として、両ドライバー、チーム、(ドイツのTMGの)ファクトリーが一丸となって戦うことができるようになってきた」と、今シーズン後半の好調ぶりを強調。

実際、第8戦フランスではヤルノ・トゥルーリが3位、第11戦ハンガリーではティモ・グロックが2位と、表彰台を獲得してきてもいるのだ。山科氏は「まだ表彰台の真ん中には立てていませんが、そこを目指して頑張りたいと思います」と、地元凱旋レースでの健闘を誓った。

04年末にトヨタに加入したトゥルーリは、日本語で「コンニチワ!」と第一声。そして「日本に来ると、ホームに帰ってきたような感覚になる」と、すでに日本が“第二の故郷”であることをアピールした。「富士でもいいパフォーマンスを見せることができるはずだ。ルノーとのコンストラクターズ4位争いのこともあるので、可能なかぎり多くのポイントを獲得したい。それが表彰台という結果であれば、グレートだね」と、日本GPへの決意を語っている。

今季、トヨタからF1復帰を果たした若手グロックは、「トヨタのドライバーとして日本でレースをするのは初めて。みなさんからの応援を感じつつ、僕自身、とても楽しみにしているよ。レースではトップ5、そして表彰台を狙っていきたい」と語り、トゥルーリ同様に「コンストラクターズ4位争いもあるからね」と、現在5点差でルノーを追いかけているチームの状況を意識した言葉を続けた。

「マクラーレンとフェラーリ、トップ2との差は、まだある」と山科氏。表彰台獲得は厳しいハードルとなるが、それを実現できれば、ルノーとの争いも一気に有利になるはずだ。注目の日本GPは10日に開幕、12日に決勝を迎える。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. トヨタ、愛知県豊田市に新車両工場を建設へ…2030年代初頭稼働めざす
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 懐かしのクルマが昭和の街並みをパレード…喜多方レトロ横丁 昭和レトロモーターShow 2025
  5. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る