【VW ティグアン 詳報】SUVとは思えぬ安定感

自動車 ニューモデル 新型車
【VW ティグアン 詳報】SUVとは思えぬ安定感
【VW ティグアン 詳報】SUVとは思えぬ安定感 全 7 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンから発売された初のコンパクトSUVとなる『ティグアン』は、フロントからセンターアッパーボディまでを『パサート』、リヤセクションは『ゴルフ』をベースに設計されており、それだけにオンロードではSUVとは思えぬ秀逸なフットワークを見せてくれる。

【画像全7枚】

フォルクスワーゲングループジャパン マーケティング統括部の丸岡直樹さんは「ティグアンにはリバウンドバンプストッパー付きダンパーを採用することで、オンロードでの優れた走行安定性とオフロードでの快適な乗り心地を確保しています」

「ティグアンに乗られるユーザーはオンロードがメインとなると思いますので、サスペンションはオンロードの軽快なハンドリングやロール量の抑制を重視して開発しています」とコメント。

実際にティグアンのフットワークは操舵に対する正確性が非常に高く、ステアリングを切れば切った分だけキチンとクルマが向きを変えてくれ、スムーズに狙ったラインをトレースしてくれる。そのため曲がりくねった山道が続くようなシーンでもティグアンならまったく苦にならない。それどころか、山道を走るのが楽しいとさえ思えてしまう。

もちろんゴルフやパサートに比べれば重心が高く車両重量も増加しているので限界域は低くはなっているが、その領域に達するまでのフットワークはSUVにありがちな鈍重なものではなく軽快感に溢れているのだ。

国産車でも『デュアリス』や『エクストレイル』は優れたフットワークを見せてくれるが、ティグアンはさらに引き締まったリニアリティのあるハンドリングに仕上がっている。多少乗り心地が硬めにはなっているが、これだけ安定性が高ければセダンやステーションワゴンから乗り換えても、ハンドリングに不満を訴える人は少ないはずなので、初めてSUVを買う人にもおすすめできるモデルだ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る