水没ボンドカー、007ファンが高値落札

モータースポーツ/エンタメ 映画
水没ボンドカー、007ファンが高値落札
水没ボンドカー、007ファンが高値落札 全 6 枚 拡大写真

映画007シリーズ最新作、『慰めの報酬』の撮影中に事故を起こし、湖に転落したボンドカー、アストンマーチン『DBS』が、このほど007コレクターによって35万ドル(約3500万円)という高値で落札されたことが判明した。

事故は2008年4月に発生。DBSはイタリア北部ガルダ湖畔での撮影に向けて移動していた。すると、早朝の大雨の中、コントロールを失い、ガードレールを突き破って湖に転落。運転していたスタントマンは、今まさに水没しかけているDBSから這い出し、奇跡の生還を遂げたという。

もしカメラが回っていれば、映画さながらの迫力のシーンが収められたと思われるが、事故の代償は改造費25万ドル(約2500万円)をかけた特別なボンドカーが全損と高くついた。そして、アストンマーチンは急遽、もう1台のボンドカーを製作する必要に迫られた。

水深45mの湖底から引き上げられたボンドカーは見るも無残な状態。しかし、007コレクターの元に35万ドル(約3500万円)で引き渡されることになった。ちなみにDBSの新車価格は27万ドル(約2700万円)だから、8万ドル(約800万円)ものプレミアがついた計算だ。もちろん、このDBSは自走不能のスクラップで、オブジェとしての価値しかない。

この話を伝え聞いたジェームズボンド役のダニエル・クレイグ氏は、「事故のことはよく覚えてるよ。とにかく彼が無事でよかった。僕は後日、彼を見つけて握手したんだ」とメディアに語っている。

事故の当事者にとっては、クレイグ氏そしてボンドカーを落札したコレクターに頭が上がらない思いだろう。それにしても、まさかスクラップに新車よりも高い値がつくとは。ボンドカーの威力はさすがだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 40アルファードの静粛性が一変!調音施工で快適性が飛躍的に向上
  2. トヨタ『スターレット』復活! 2026年デビューか?
  3. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  4. 【ホンダ N-BOX 新型試乗】アイデアの詰まった使い勝手はまさに「ニッポンの国民車」だ…中村孝仁
  5. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  6. シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
  7. レゴ ブロック初心者再び! セナが愛用した「マクラーレン MP4/4」を組み立ててみたら感激した
  8. レクサス『GX』通常販売は今秋に、先行して100台を抽選販売へ 価格は1235万円
  9. [15秒でわかる]トヨタ『4ランナー』新型…オフロード仕様のTRDプロを設定
  10. 【NLS第1-2戦】NLS耐久シリーズ開幕戦で優勝!「PROXES Slicks」でニュルを快走、週末の24時間耐久予選レースにも期待PR
ランキングをもっと見る