SBIホールディングスとJAAの合弁会社で、中古車販売業者を通じた中古車購入者への金融サービス提供を支援するSBIオートサポートは、SBIグループのネット専業損保であるSBI損害保険の保険代理店として10月14日から営業を開始したと発表した。
SBIオートサポートは、中古車購入者が自動車に関連する金融サービスを簡単に利用できるシステムを構築した。中古車の購入者は、中古車販売業者を通じて、システムを利用することで、低コストな金融サービスをワンストップで申し込むことが可能となる。
一方で、販売業者は、システムを利用することで、損害保険代理店業務などの負担を軽減することが可能となる。
また、販売業者は、SBI損保の自動車保険の見積りを希望する購入者に保険代理店であるSBIオートサポートを紹介し、購入者がSBIオートサポートを通じてSBI損保の自動車保険の見積もりをすることで、保険契約の成否に関わらず、見積もり件数に応じた広告料を得られる仕組み。従来にない新しいビジネスモデルとして展開する。
システムは民間オークション会場を運営するJAAのオークション登録会員とその顧客が対象。
当初は、ネットワークオークション登録会員(JAAWEB会員およびJAANET端末会員)に限定するが、今後は全ての会員に対象を拡大していく予定だ。
SBIオートサポートは、営業開始当初、SBI損保の保険代理店としてSBI損保が提供する自動車保険(任意保険)を取り扱うが、その後は順次、住信SBIネット銀行で準備中の自動車ローンなど、各種自動車関連金融サービスを幅広く展開していく予定だ。