【ホンダ FCXクラリティ 登場】箱根駅伝5区…藤本CE

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ FCXクラリティ 登場】箱根駅伝5区…藤本CE
【ホンダ FCXクラリティ 登場】箱根駅伝5区…藤本CE 全 5 枚 拡大写真

「燃料電池車の実用化に向けて、本当のステージに一歩踏み込んだ」。ホンダの燃料電池車『FCXクラリティ』の開発責任者、藤本幸人氏は、新工場での第1号車のラインオフを見て、こう感慨にふけったという。

「しかし、これからが大変なんですよ。FCXが先導車に使われている箱根駅伝に例えれば、ここまで快走してきたのは平坦な区間。いよいよ4区を過ぎて、厳しい勾配の続く5区に差し掛かったというのが今の状況だと思います」

FCXクラリティの生産予定台数は、3年で200台。月産わずか5.5台という勘定になる。一般に言う“量産”とはかけ離れたイメージだ。もちろん致し方ない部分もある。最も大きな問題と言われているのは、水素供給のインフラが未整備であるということだろう。現状では、FCXクラリティを運用可能なのは、水素ステーションのある地域に限られてしまう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
  4. 名作あり異色作もあり、自動車から戦車・航空機まで、エンジン開発の背景と思想
  5. 「カッコ良すぎて惚れました」アウディが国内先行展示した新型『e-tron GT』に、ファンの報告続々と
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る