気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年10月16日付
●トヨタが超小型車「iQ」全長3メートル弱(読売・1,8面)
●NY株9000ドル割れ(毎日・1面)
●マツダ株、デンソーが取得検討、米フォード打診、系列超えて協力(日経・1面※)
●「米新車販売は今月も厳しい」トヨタ渡辺社長(日経・13面)
●欧州新車販売9.3%減、9月、10年ぶり低水準(日経・13面)
●新製品バトル、ミニバン=ビアンテ(マツダ)対エクシーガ(富士重工業)(日経・31面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車が新しいコンセプトの超小型車『iQ』(アイキュー)を東京モーターショー会場としてもお馴染みの千葉・幕張メッセでお披露目した。
本来、この種の発表会は都内のホテルなどで行うが、「宴会場などの施設ではエンジンを駆けて実演走行するには制約がある」(イベント担当者)ことから、比較的規制に緩やかで会場スペースも広い幕張メッセに決めたという。発表会はパントマイムで新車の性能や機能などを紹介するイベント形式を採り入れたが、会場内には色々なボディーカラーの28台もの「iQ」が勢揃いした。
きょうの各紙も「最小のトヨタです」(朝日)などと掲載しているが、発表会での最大の関心はiQの値段。「軽自動車や従来の小型車と比べて高めの140万 - 160万円に設定」(産経)しているからだ。渡辺捷昭社長は「マイクロプレミアムカーとして、新たな市場を創造する」と語っていたが、どうやら購入の判断基準は「軽自動車より税金が高くても気にならない顧客」となりそうだ。
※編集部注:デンソーは、同社として正式に発表したものではなく、当社が開示すべき具体的な決定事実はない、としている。