ブリヂストンは、子会社のメキシコ・カーボン・マニュファクチャリング(MXCB)がカーボンブラック工場で開所式を実施したと発表した。
カーボンブラックはタイヤの補強材として使用される原材料で、新工場からは、北米・中南米にあるブリヂストン・グループのタイヤ工場に供給する。生産能力は年産約3万5000トン。新工場はMXCBが事業運営を行っており、日本とタイに続く、ブリヂストン・グループ3番目のカーボンブラック生産・供給拠点となる。
ブリヂストン・グループでは、経営の最終目標である「タイヤ会社、ゴム会社として名実共に世界一の地位の確立」を目指して、サプライチェーン全体の競争力強化に取り組んでいる。内製原材料設備を最大限活用することで、高品質なタイヤを開発・生産し、長期的に安定したコストと供給を確保していく方針だ。今後、外部サプライヤーからの調達と組み合わせた最適な原材料調達を展開する。