NECエレクトロニクス、車体制御用 フラッシュメモリ内蔵マイコン 36品種を製品化

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NECエレクトロニクス、車体制御用 フラッシュメモリ内蔵マイコン 36品種を製品化
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NECエレクトロニクスは、車載マイコン事業強化の一環として、パワーウィンドウ、ミラー、エアコンなどのローエンドの車体制御分野に向けて高機能なフラッシュメモリ内蔵マイコン「78K」を新たに36品種製品化し、2009年6月からサンプル出荷を開始する。

新製品は、車内ネットワークとして標準となっている「CAN」および「LIN」の機能を搭載するものと、LINのみの機能を搭載するもので、基板との接続端子(ピン)数が30ピンから100ピンまでの合計36品種をラインナップする。

新製品は既存の8ビットマイコン78KのKシリーズ、Fシリーズから命令セットや端子配置の継承性をもつためソフトウェアや基板の流用が容易で、48ピン、64ピン、80ピンでは、CAN/LIN搭載品とLIN搭載品についても端子配置が共通のため、車種に応じてCAN搭載仕様とLIN搭載仕様の電子制御ユニットを共通に開発することが可能。

また、同社のローエンド向けマイコン製品として初めてデータ格納専用のフラッシュメモリを搭載し、外部EEPROMの削減が可能。

新製品を採用することによりユーザーは、従来8ビットマイコンで制御されていた車体制御向け電子制御ユニットの高機能化を容易に実現できる。

新製品のサンプル価格は、メモリ容量やパッケージの種類により異なるが、ROMが256キロバイト、RAMが16キロバイト、端子数が100ピンの78KOR/FG3が1個800円。

2010年3月から量産を開始し、2010年6月には36製品合計で月産100万個を計画している。

《レスポンス編集部》

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