日産の新本社ビル、国交省の環境評価で最高ランク

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日産の新本社ビル、国交省の環境評価で最高ランク
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日産自動車は、横浜市のみなとみらい21地区に建築中の新本社屋が国土交通省の主導するCASBEE(建築物総合環境性能評価システム)で最高評価の「Sランク」を取得したと発表した。

CASBEEは、同省の第3者評価機関である建築環境・省エネルギー機構(IBEC)が認証するもので、新本社屋のSランク認証は、同社としては神奈川県厚木市の日産先進技術開発センター(NATC)に続く2件目の取得となる。今回の認証での建築物の環境性能効率を数値化したBEE値(建築物のサスティナビリティ・ランキング)はCASBEE新築として過去最高のBEE=5.6となり、日本最高レベルの環境性能を持つオフィスビルであると認証された。

新本社ビルの建物は、自然エネルギー(太陽光、外気)の有効活用による照明・冷房エネルギー(CO2)の削減や雨水・雑排水の中水利用による水のリサイクル、屋上緑化によるヒートアイランド対策、建物自体の長寿命化によるメンテナンスやリフォームの最小化などが評価された。

新本社屋の省エネルギーやヒートアイランド現象の緩和対策は、環境省が推進する「クールシティ中枢街区パイロット事業」の横浜市第1号の対象建築物としても今年4月25日付で認定されている。

同社は2009年秋までに新本社屋への移転を完了する予定だ。

《レスポンス編集部》

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