田中精密工業が発表した2008年9月中間決算は、中間期損益が4500万円の赤字に転落した。
売上高は前年同期比6.9%減の215億3100万円と減収となった。ロッカーアームの既存機種の減少や円高に伴う為替換算の減収影響で前年を割り込んだ。
収益は、減収影響や新規立上げに伴う減価償却費など、イニシャルコストの増加、新たな会計基準(棚卸資産の評価に関する会計基準)の適用や法人税法改正に伴う耐用年数の変更により、営業利益は4600万円と前年同期の13億7400万円から大幅減益となった。経常利益も1億1100万円にとどまった。