【池原照雄の単眼複眼】秋の1日は東京モーターウィークで

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お台場、横浜、六本木で初の開催

基本的には首都圏の人が対象だが、秋の1日を発売前の新モデルを含むミニモーターショーで楽しんではいかがだろう。日本自動車工業会が今年初めて開く「東京モーターウィーク2008」だ。会場では芸能人によるお笑いライブやトークショーやスタンプラリーなど無料で楽しめるイベントも盛りだくさんだ。

会期は11月の第1週(1 - 3日)と、第2週(8 - 9日)。会場は3か所で、第1週は東京・お台場と横浜(ランドマークタワーなど)、第2週が東京・六本木の東京ミッドタウンとなっている。

各会場では「スポーツの秋」(お台場)、「行楽の秋」(横浜)、「芸術の秋」(六本木)—と個別のテーマを掲げており、イベントや車両展示もテーマに沿ったものとする。

◆『iQ』など発売前のモデルも

車両を出品するのは全乗用車メーカー8社で、各会場2台ずつの展示となる。3会場では延べ28車種48台の出品だ。各社イチ押しのモデルを予定しており、トヨタ自動車の『iQ』やホンダの『アコードツアラー』(以上は3会場)、三菱自動車の『ギャランフォルティス スポーツバック』(お台場会場のみ)といった11月から12月に発売を控えたモデルも姿を見せる。日産の『GT-R』(同)も注目を集めそうだ。

初日の1日には、お台場会場で行われるオープニングセレモニーに自工会の青木哲会長が出席、タレントの佐藤藍子さんとのトークショーで、クルマの魅力をアピールすることにしている。

今回のイベントは、東京モーターショーを主催する自工会が、同ショーの休催年にも情報発信の場をつくろうと企画した。歯止めがかからない国内市場を何とか盛り上げたいという背景がある。

◆ゲリラ的イベントに

モーターショーは幕張メッセという大会場に来てもらうイベントだが、モーターウィークは若者を中心に「人が集まる所に出て行く」(自工会事務局)ことになる。告知には予算の制約もあるため、いわばゲリラ的なイベントともなろう。

業界内の一部からは「中途半端」という声も漏れてくるが、クルマへの関心を少しでも高めてもらう試みを惜しんではいられない。乗用車メーカーが足並みを揃えることの相乗効果も期待できる。株価崩落で消費マインドが冷え込みそうなタイミングとなったが、それだけにこのイベントの意味もあろう。

《池原照雄》

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