三菱自動車が発表した2008年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比8%減の1兆2140億円と減収となった。
モデルミックスは改善したものの、販売台数の減少と為替の円高が影響した。期中の新車販売台数は同13%減の60万2000台となった。日本や米国、西欧で低迷した。
営業利益は、円高影響や原材料費の高騰などが悪化要因となったものの、販売車種構成の好転に加え、販売費を含むコスト低減を進めた結果、同35%増の254億円となった。
経常損益は営業利益の増加に加え、利息収支の好転、為替差損益の改善もあり、前年同期と比べて143億円増益の209億円を計上した。
当期損益は、経常利益の増加に加え、前年度計上の国内連結販売会社の広域統合による再編費用などの特別損失の解消などにより、前年同期比184億円増の128億円の当期黒字に転換した。上期としては、2002年度以来6年ぶりの当期黒字となる。