ホンダの米国新車販売は28%減…10月実績

自動車 ビジネス 企業動向
ホンダの米国新車販売は28%減…10月実績
ホンダの米国新車販売は28%減…10月実績 全 2 枚 拡大写真
米国ホンダは11月3日、10月の新車セールス結果を公表した。総販売台数は8万5864台で前年同月比は28%減と4か月連続のマイナス。『フィット』とアキュラ『TL』だけが前年実績をクリアしている。

フィットは8月26日に発売した新型が好評。前年同月比28.1%増の6478台と売れている。しかし、これまで好調だった『シビックハイブリッド』は、新型『インサイト』公開による買い控え現象なのか、31.7%減の1621台と大きく後退。シビックシリーズ全体も24.8%減の1万8582台と落ち込んだ。

ベストセラーセダンの『アコード』も同様。2007年9月に発売した新型の新車効果は息切れし、38.4%減の1万9783台と伸び悩む。『CR-V』は24.4%減の1万3169台、北米専用大型ミニバンの『オデッセイ』も38.6%減の9208台と振るわない。また、5月末に投入された新型『パイロット』も、大型SUV不人気の波に飲み込まれ、19%減の4980台と顧客の反応は鈍い。

アキュラブランドでは9月24日に発売した新型『TL』が人気で、22.2%増の4340台を販売した。しかし、他の車種は軒並み不振で、『TSX』は23.1%減の1844台、SUVの『MDX』は40.4%減の3005台と元気がない。

米国ホンダはこれまでゼロ%金利やインセンティブなどの販売促進策に消極的だった。そうしなくても売れていたのが理由だが、今後は販売戦略の見直しが求められそうだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
  2. 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
  3. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
  4. トヨタ『ランドクルーザー250』、米2026年型は今秋発売…日本にない326馬力「i-FORCE MAXハイブリッド」搭載
  5. フェラーリ『849テスタロッサ』、日本初披露…価格は6465万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る