日本ガイシ、石川県にセラミック生産工場を新設へ 自動車排ガス浄化用

自動車 ビジネス 企業動向

日本ガイシは、石川県能美市に自動車排ガス浄化用セラミックスを生産する工場を新設すると発表した。

製品供給の安定化と生産能力の強化を図り、最適な国内生産体制を構築する。
 
新工場は、石川県能美市の能美市新工業団地に建設する、敷地面積は10万9000平方メートルで、自動車排出ガス浄化用触媒担体「ハニセラム」を生産する。生産能力は年産800万個。投資額は約100億円で、2009年9月に着工し、2011年1月から生産開始する予定だ。
 
自動車排ガス浄化用セラミックスは、ガソリン車やディーゼル車の排ガス浄化装置の部品として用いられており、同社は1976年に本社工場で事業化して以来、世界8か国に生産拠点を設け、世界中の自動車メーカーに供給している。

最近の世界的な自動車排ガス規制の強化に伴い、自動車排ガス浄化用セラミックスの需要が拡大する中で、グローバルな生産体制の中心であり、新技術の開発と新製品の量産立ち上げを担う国内生産工場の役割が重要になっている。リスク分散や安定供給を確保することが求められることから、新たな国内生産拠点の設立を検討してきた。
 
石川県は、同社の本社のある愛知県からのアクセスが比較的便利で、高速道路や港湾、空港などのインフラが整備されている上、企業誘致に積極的で受け入れ態勢も整っていることから、能美市新工業団地への進出を決定した。愛知県にある自動車排ガス浄化用セラミックスの生産拠点に次ぐ第2の拠点として、最適な生産体制を構築する。

《レスポンス編集部》

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