ダイハツ工業は箕浦輝幸社長は4日の第2四半期決算発表の席上、今年度の国内軽自動車市場は190万台規模という見通しを示した。
ダイハツは、室内空間の広い『タント』が販売計画を75%程度上回る好調を持続しており、上期のシェアは34.7%と首位を維持した。第2四半期までの累計業績は過去最高益となっており、軽販売の拡大が「増益の最大要因」(箕浦社長)と言う。
ただ、株価の大幅下落など消費マインドを冷え込ませる要因が浮上しているため「ある意味追い風だった軽にも影響が出る可能性はある」との懸念も表明した。下期は他社の新モデルが多く登場するため、受けて立つ立場となるが「商品力を生かして計画の達成をめざす」と、首位堅持で臨む構えだ。