【アウディ A4 試乗】スーツ姿の男性に…藤島知子

試乗記 国産車
【アウディ A4 試乗】スーツ姿の男性に…藤島知子
【アウディ A4 試乗】スーツ姿の男性に…藤島知子 全 5 枚 拡大写真

アウディ『A4』は欧州のカンパニーカーとしてのニーズにピッタリハマる、折り目正しさを持ちあわせたセダンだ。

このクラスでライバルにあたる、メルセデスの『Cクラス』やBMW『3シリーズ』がコマンドシステムといったナビゲーションを含む機能装備が標準設定し、それが価格に反映されてやや高価になっている傾向にある。その点、A4の場合は1.8リットルと3.2リットルモデルで設定できる装備は異なるものの、ユーザーはナビをはじめ、ダンピング特性を統合制御するアウディドライブセレクト、設定範囲内で必要なものが選択できる。

ドイツ車というと、ステアリングの操舵感が腕にずっしりと手応えを感じさせるものが多いが、A4はスポーティな走りが楽しめるうえに、操舵感が程よく軽く、タイヤのフィーリングがしっかり掴めるあたりが好感触だった。

ただ、モノトーンを基調にアルミ素材やクロームパーツをあしらうことでクールなイメージを演出している反面、全体を殺風景に感じさせる点も否めない。女性がトキメクというよりは、スーツ姿の男性に似合う一台といえるだろう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

藤島知子|モータージャーナリスト
幼い頃からのクルマ好きが高じて、2002年からワンメイクレースに参戦。市販車からフォーミュラカーに至るまで、ジャンルを問わず、さまざまなレースに参戦。2007年にはマツダロードスターレースで女性初のクラス優勝を獲得。現在はクルマの楽しさを少しでも多くの人に伝えようと、自動車専門誌、一般誌、TV、ウェブ媒体を通じて活動中。走り好きの目線と女性の目線という両方向からカーライフ全般をサポートしている。

《藤島知子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. レクサス『LBX MORIZO RR』、イエロー映える限定車「Original Edition」価格は730万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る