【シトロエン C5 試乗】こうきたか…九島辰也

試乗記 国産車
【シトロエン C5 試乗】こうきたか…九島辰也
【シトロエン C5 試乗】こうきたか…九島辰也 全 5 枚 拡大写真
2世代目に進化したシトロエン『C5』。スタイリングを見てまずは「こうきたか〜」と思った。

というのも、先代までのイメージを残しつつ、『C6』のテイストをうまく取り入れているからだ。C6はいわずもがなシトロエンのフラッグシップ。『CX』風デザインを現代的に蘇らせ、賞賛を得たモデルだ。

でもって、ステアリングを握ると、これがうまい具合に“フランス車”している。軽快なハンドリングとフラットな乗り心地は絶妙。ドイツ車とは異なるベクトルでつくられていることがよくわかる。世界中のクルマが“ドイツ車風”になっていることを考えると乗ってるこっちがうれしくなるほどだ。インテリアデザインに関しても同様。ダッシュパネル、シートともにオリジナリティ豊である。

ただ、“シトロエンを買う”ということを本気で考えると、ディーラーのインフラやサービス、クルマ自体の耐久性などいろいろと不安が生じるのも確か。リセールバリューはどうなのか……。C5はクルマがいいだけに、そんなことを考えさせられる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

九島辰也│モータージャーナリスト兼コラムニスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員、2008-2009日本カーオブザイヤー選考委員。外資系広告界社から転身、自動車専門誌編集長、メンズ誌『LEON』副編集長などを経験する。愛車は993型ポルシェ『911タルガ』他。趣味はサーフィンとゴルフ。東京・自由が丘出身。

《九島辰也》

九島辰也

九島辰也|モータージャーナリスト 外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの“サーフ&ターフ”。東京・自由が丘出身。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『ES』新型にも「Fスポーツ」設定か...これが市販型デザインだ!
  2. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  3. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  4. 新車でも中古車でもない“第3の選択肢” ガリバー発の新ブランド「リメイクカーズ」誕生
  5. 「ヤリクロ超えたのでは?」スズキ『クロスビー』のフルモデルチェンジ級進化に「最近スズキすげぇな」などSNS興奮
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る