【スズキ スプラッシュ 試乗】輸入車そのもの…金子浩久

試乗記 国産車
【スズキ スプラッシュ 試乗】輸入車そのもの…金子浩久
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『スプラッシュ』は、スズキのハンガリーの子会社「マジャールスズキ社」によって『スイフト』や『SX4』などとともに製造され、すでにヨーロッパ14か国で販売されている。スイフトをベースに作られ、背を高くし、ファミリーや女性ユースに訴求している。

あえて日本用にチューニングし直していないサスペンションと固めのシートが好作用し、キビキビしたハンドリングが気持ちいい。

小物入れの類は多く、便利に使えそうな気もする。だが、一方で、大きな荷物をいくつも積み込むためには、高いテールゲートの敷居、開口部の形状、サスペンションの張り出しなどが難点になってくる。その点では、中途半端かもしれない。

スプラッシュにできて、スイフトにできないことは少ないと判断すれば、スプラッシュを選ぶ意味は小さくなってくるだろう。しかし、ピリッとした走りにも現れているように、魅力は、ヨーロッパ風味をそのまま味わえるところにある。輸入車そのもの。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

金子浩久|モータリングライター
1961年東京生まれ。著書に、『10年10万キロストーリー』、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』(共著)などがある。

《金子浩久》

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