ダイムラーは6日、SEMAショーでメルセデスベンツのAMG版、『ML63AMG』に2台の特別仕様車を設定したことを明らかにした。『ML63AMG 10thアニバーサリー』、『ML63AMGパフォーマンススタジオ』の2台だ。
「ML63AMG 10thアニバーサリー」は、1999年に初代Mクラスに『ML55AMG』が設定されて10周年に当たるのを記念したモデル。内外装にAMGらしいスポーティなアイテムを追加したのが特徴だ。
外観はバンバーが専用デザインとなるほか、ボンネットがパワードームという盛り上がった形状に変更。グリルと21インチアルミホイールは、ヒマラヤグレーと呼ばれる専用色で塗装した。
室内はツートンのナッパレザーを採用。AMG製のスポーツシートやスポーツステアリングも奢られた。ステアリングの色はブラック+グリーン、ブラック+ブラウンの2タイプを用意する。エンジンは最大出力510psの6.3リットルV8だ。
「ML63AMGパフォーマンススタジオ」は2006年、AMG内に設立されたパフォーマンススタジオの名を冠したモデル。このスタジオではAMG車をさらにインディビジュアルにした仕様を開発している。
特徴は豪華なキャビン。シートやドアトリムはホワイトのフルナッパレザー。ヘッドレストにはAMGのマークが縫いこまれる。天井はアルカンタラ張りとなり、ブラックウッドパネルは光沢ピアノラッカー仕上げ。エクステリアは前後のアンダーガードがメッキ仕上げになる程度で、控えめなモディファイだ。