【COTY 選考コメント】1台くれるならこれ…青山尚暉

自動車 ビジネス 企業動向
【COTY 選考コメント】1台くれるならこれ…青山尚暉
【COTY 選考コメント】1台くれるならこれ…青山尚暉 全 5 枚 拡大写真
今年のCOTYの配点は、ある意味大変だった。配点の最高点の10点は『iQ』で決まり。3m以下の全長のパッケージの中に先進先端環境技術テンコ盛りで、今後の他車への発展にも大いに貢献するはず。『GT-R』とは別の意味で世界に誇れる。

しかも超ショートホイールベースなのにしっかり快適に走り、3気筒1リットルエンジンにして最新CVT効果で巡行時のエンジン回転がごく低く、静粛性だって高いのだから恐れ入る。来年にはアイドルストップ機能付き1.3リットルエンジンも搭載されるというからこれまた楽しみ。

で、大変だったのは実は輸入車。出来のいいセダン/ワゴンの当たり年で、アウディ『A4』、シトロエン『C5』、ジャガー『XF』が揃い踏み。

結果、インポート・オブ・ザ・イヤーはC5だったけど、A4、XFも相当いい。C5とA4はもっとも排気量が小さいモデルが一番気に入っている。価格も内容を照らし合わせれば手頃だし、A4は上質さ極まる仕立てと走り、C5とXFは眺めるだけで欲しくなりそうなセダンスタイルに感動しきり。もし、デザイン賞があったらXFを推していたかも。

そんな輸入セダン/ワゴンといい勝負だったのが『アテンザ』。走りの質感はほとんどドイツ車。MTで乗れるワゴンがあるというのもニクい。

ちなみに助手席オブ・ザ・イヤーなら間違いなくC5。

では、10ベストカー(今年は11台)の中でどれか1台くれるなら何をもらうか? 我が家のクルマ選びは「自動車評論犬」のラブラドールのマリアの発言力が大きく、よって荷室のフロアが低く犬が乗りやすいホンダ『フリード』FLEXか、A4アバント、C5ツアラー、かな……。全部ワゴン系ですいません。

青山尚暉|モータージャーナリスト
自動車雑誌編集者を経て、フリーのモータージャーナリストに。自動車専門誌をはじめ、一般誌、ウェブサイト等に執筆。オーディオ評論、ペット(犬)、海外旅行関連のウェブサイトも手がける。近著に『すごい海外旅行術』(講談社刊)。

《青山尚暉》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  5. メルセデスベンツ初のEVワゴン、CLAシューティングブレーク新型…IAAモビリティ2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る