【日産 ムラーノ 新型】クレイモデラー木村主担…遠くから見て

自動車 ニューモデル 新型車
【日産 ムラーノ 新型】クレイモデラー木村主担…遠くから見て
【日産 ムラーノ 新型】クレイモデラー木村主担…遠くから見て 全 6 枚 拡大写真

新型日産『ムラーノ』のデザイン開発を担当したクレイモデラー、木村誠氏に話を聞く。エクステリアの特徴や、ボディを眺めるときのポイントなどをクレイモデラーの視点から語る。

──ムラーノのデザインの特徴について。

「ムラーノは、オープニング・フィレットのアーチ(ホイールアーチ)が、下に向けて広がっていて、しっかりとふんばった形をつくっている。サイド下部でのそのアーチの線の消え方、プレスにしたときにこのラインがどこで消えるかには充分吟味した」

「当然、全幅や立体としての成り立ちとか、ボディサイドのプランも関係してくるが、デザイナーの頭の中では消えてほしい位置がある。クレイではいいけど、プレス型、商品にしたときに、そのラインがどの位置で消えるかも考えなければならない」

「それから、(窓下の)肩口の面と、ボディサイドの大きな面の“構え方”や、リアフェンダーのスリークォーターの見たところの立体としてのたたずまいですね。ここはムラーノのデザインで特徴的な部分です」

──ムラーノに興味を抱く人へ、見所をアドバイスしてください。

「(ショールームなどではクルマを)近くで見ると思うが、できれば遠目から見てほしい。フロントから回ってリアまで、そのクルマのたたずまいを。ムラーノでいうと、フロントフェンダーのカーブから、リアのゲートの丸さまで。そしてフィレットの消える位置、一般的なフィレットの外のラインは通常は同じ幅だが、しっかりと下に向かって広がって台地をつかんでいるような感じを見てほしい」

木村誠プロフィール --- 日産自動車デザイン本部デザインリアライゼーション部主担。1973年同社入社。学生時代に読んだ「デザイン入門」でクレイモデラーの仕事を知り、以来35年間クレイモデラーひと筋に生きる。卓越した技術者に贈られる厚生労働省「現代の名工」(平成16年)に選出される。日本カーモデラー協会会長も務める。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る