【ホンダ オデッセイ 新型】JFEスチールの新技術…広い視界に貢献

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【ホンダ オデッセイ 新型】JFEスチールの新技術…広い視界に貢献
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JFEスチールは、同社開発の980MPa級電縫鋼管がホンダが10月に発売した新型『オデッセイ』のフロントピラー用リンフォースメントの材料に採用されたと発表した。

従来、フロントピラー用リンフォースメントは、薄板の曲げ加工により成形されていたが、パイプ特有の閉断面構造を活用することでリンフォースメントの小断面化が可能となり、断面積が減少、運転視界の大幅な向上が可能となった。
 
980MPa級以上の高強度電縫鋼管の自動車部品へのこれまでの適用例としては、直管形状で使用されるドアインパクトビームや比較的軽度な曲げ加工主体に成形されるバンパー用リンフォースメントなど、車両本体への付属部品に限られており、自動車の車両本体の骨格部材として適用されるのは、世界で初。
 
車両本体の骨格部材であるフロントピラー用リンフォースメントは、予備曲げ加工に加えてハイドロフォーム加工を行うことで造り上げられるため、高い加工性が要求される。そこで、水冷却(WQ)方式連続焼鈍プロセス(JFE-CAL)によって生産された高い延性を持つ980MPa級冷延鋼板を素材とし、さらに、ロールフォーミング工程での加工歪みによる素材の延性劣化を最小限とするために、低歪み造管技術であるCBR成形ミルを活用することで、強度レベルが高く、加工性を持つ980MPa級電縫鋼管の開発に成功した。
 
同社は今後顧客と一体となった素材開発と成形加工技術開発を進めることで、高強度鋼管の適用拡大を図り、自動車軽量化のニーズに対応していく方針だ。

《レスポンス編集部》

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