新日石、下水道用レコサールの材料納入

自動車 ビジネス 企業動向

新日本石油は、同社が製造する「硫黄中間資材」(硫黄ポリマー:レコサールの中間製品)を材料として、不二コンクリート工業が下水道用レコサール製品(下水管、マンホールなど)の製造・販売を本格的に開始することになったと発表した。

製品の製造技術は両社が共同開発、今年11月28日には、不二コンクリート多久工場(佐賀県多久市)内に製品を年間5000トン製造するプラントが竣工する。

レコサールは、製油所の副産物である硫黄を有効利用する技術として新日石が開発した独自の製品。

製造過程で排出される炭酸ガスの量がセメントコンクリートに比べ少ないのに加え、高強度で遮水性に優れ、耐酸性が高いという特長がある。下水道用資材として利用することで構造物の耐久性向上、維持管理コストを含めたライフサイクルコストの低減が図れる。

さらに、塩化ビニール管と同等の製品内面の滑らかさを持ち、改修などにより撤去された場合でも、熱を加えて溶解することで骨材と硫黄ポリマーに分離でき、再混練することで元の製品に復元することが可能。

環境にやさしい高付加価値製品として、海外へも幅広く普及することが期待されている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車のバッテリー復活・延命テク完全ガイド! 補充電とケミカルでここまで変わる~Weeklyメンテナンス~
  2. 新車世界販売 ホンダ4位に転落、スズキ2位に浮上へ、2025年度下期[新聞ウォッチ]
  3. ハーレーダビッドソンが8車種にリコール…バランスが取れなくなり転倒するおそれ
  4. 日産の新型プレミアムSUV、タイで初公開へ…e-POWERとe-4ORCE搭載
  5. 「日本一“ちょうどいい日産車”」小型セダン『セントラ』の進化に日本のファンも「気合い入りすぎw」と注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る