新日石、下水道用レコサールの材料納入

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新日本石油は、同社が製造する「硫黄中間資材」(硫黄ポリマー:レコサールの中間製品)を材料として、不二コンクリート工業が下水道用レコサール製品(下水管、マンホールなど)の製造・販売を本格的に開始することになったと発表した。

製品の製造技術は両社が共同開発、今年11月28日には、不二コンクリート多久工場(佐賀県多久市)内に製品を年間5000トン製造するプラントが竣工する。

レコサールは、製油所の副産物である硫黄を有効利用する技術として新日石が開発した独自の製品。

製造過程で排出される炭酸ガスの量がセメントコンクリートに比べ少ないのに加え、高強度で遮水性に優れ、耐酸性が高いという特長がある。下水道用資材として利用することで構造物の耐久性向上、維持管理コストを含めたライフサイクルコストの低減が図れる。

さらに、塩化ビニール管と同等の製品内面の滑らかさを持ち、改修などにより撤去された場合でも、熱を加えて溶解することで骨材と硫黄ポリマーに分離でき、再混練することで元の製品に復元することが可能。

環境にやさしい高付加価値製品として、海外へも幅広く普及することが期待されている。

《レスポンス編集部》

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