【ロサンゼルスモーターショー08】スパイカー…公道を走るルマンマシン

自動車 ニューモデル モーターショー
【ロサンゼルスモーターショー08】スパイカー…公道を走るルマンマシン
【ロサンゼルスモーターショー08】スパイカー…公道を走るルマンマシン 全 10 枚 拡大写真
スパイカーは19日、ロサンゼルスモーターショーで『C8』の「ラヴィオレットLM85」を発表した。ルマン24時間耐久レースのGT2クラスに参戦していたマシンを、ほぼそのまま公道仕様とした究極のスポーツカーだ。

スパイカーカーズ社は1997年にオランダに設立。かつてのスパイカーの商標を買い取り、2000年からスポーツカーをハンドメイド生産している。2006 - 07年はF1への参戦も果たした。

同社初の市販スポーツカーとして2001年に投入されたのがC8。クーペの「ラヴィオレット」とオープンの「スパイダー」の2ボディがある。そのC8をベースに2002年からルマン24時間レースへ参戦。FIA・GT選手権やALMS(アメリカンルマンシリーズ)でも活躍中だ。

ラヴィオレットLM85はその名の通り、ルマンマシンのストリート仕様。アウディ『S8』用の4.2リットルV8エンジンをミッドシップに搭載し、最大出力400ps、最大トルク48.9kgmを絞り出す。

アルミスペースフレームの上に載せられるオレンジ+ブラックのボディは、こちらも軽量なアルミ製。サイドドアはガルウィング式で、リアにはカーボン製スポイラーを装着。ボディサイズは全長4185×全幅1880×全高1245mmで、車重は1275kgに抑えられた。パワーウェイトレシオは3.2kg/psと一級の数値をマークする。

最高速度300km/hを支えるブレーキはAPレーシング製の6ピストン。タイヤは前235/35R19、後ろ265/30R19サイズを装着する。ミッションはゲトラグ製6速MTだ。

室内はブラックレザー+アルカンタラの組み合わせ。至る所にアルミ素材がむきだしとなっており、スパルタンな雰囲気を演出している。

スパイカーカーズ社は「24台を限定生産する」と発表。24名のオーナーにはシリアルナンバーが刻まれた特製クロノスイス腕時計が贈呈されるほか、2009年のルマン24時間レースをVIP待遇で観戦できる特典が用意される。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイビングで拾ったゴミとMITSUBISHIトライトンで見つけた新しい相棒関係PR
  2. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. スバル、米国顧客満足度指数調査で総合1位…安全性部門は6年連続首位
  5. ルノー『ルーテシア』新型、新デザインで大胆チェンジ…IAAモビリティ2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る