世界最大の鉱物資源会社BHPビリトン社、伊藤忠商事、三井物産は、西豪州で共同運営を行う鉄鉱石事業の供給能力の拡張投資を行うことを決定した。
投資総額は56億米ドル(約5320億円)。
現在、この鉄鉱石事業では、マウント・ニューマン鉱山での増産を柱に、2010年の年間出荷能力を1億5500万トンとする拡張工事を実行中。これと平行して、鉄道・港湾、ヤンディ鉱山などで新たな拡張工事を推進することで5000万トン追加能力を獲得、年間出荷能力を2億500万トンとし、2011年下期に増産開始を目指す拡張計画の本格実行を決定した。
この鉄鉱石事業は、マウント・ニューマン、ヤンディ、ゴールズワージィの3つのJ/Vを通して推進しており、各J/Vの権益比率はBHPビリトン社が85%、伊藤忠商事が8%、三井物産が7%となっている。