スズキの鈴木修会長は26日、新型『ラパン』の発表会で記者団に、資本提携を解消した米GM(ゼネラルモーターズ)との業務提携関係を今後も継続する方針を改めて表明した。
鈴木会長は、GMとは「10項目を超えるプロジェクトがあり、資本の解消で終わりということにはならない」と述べた。また1981年に提携して以来、「一貫して先生と生徒の関係にあり、(GMから)多くのことを学ばせてもらっている」と両社の提携関係を評価した。
GMのリックワゴナー会長には「紳士協定」としながらも「元気になったら(スズキ株の)20%はもっていただくよう伝えている」とも述べた。
一方、自動車業界の今後の提携は、資本関係にとらわれずOEM供給や技術提携などが「親戚やお隣さんとの付き合いのように進むのだろう」と展望した。そのうえで「当社ですべてができるわけではないので、(提携先の)各社には今後も良好なお付き合いをお願いしたい」と語った。