スズキの鈴木会長、エンジンは「大幅に整理する」
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その一例としてエンジンのバリエーションの整理統合を挙げた。同社の4輪車用エンジンは、小型車用が1000ccを最小に、1200ccから1600ccまでは100cc刻みに揃えている。鈴木会長は「営業部門の要望でそうなったのだろうが、100cc違っても変速機との組み合わせなどテストは全て行うことになり、工数は膨大になる」と指摘した。
そのうえで「合理化なんてものではなく、品質、コスト、設備などすべてを根本から見直していく」と語った。
一方で「この30年間、売り上げが伸び続けて来たので深刻さに対する(社内の)感覚がマヒしている。危機は(見直しを図る)いいチャンス」とも述べた。
《池原照雄》